お茶を飲むだけ

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抹茶は、60度よりは85度くらいで点てて泡をフワフワにしたほうがおいしい。

抹茶

抹茶。

抹茶は被覆栽培で育てた栄養豊富な甘いお茶である。

粉末の茶をお湯で溶いて飲んでも味的な問題でおいしく飲めるよう、通常の栽培方法とは違って、コモと呼ばれる藁の覆いや、黒い化学繊維でできた覆いで日光を遮ることで栽培した茶を、蒸し、乾燥させたものを碾茶というが、碾茶を石臼ですりつぶして抹茶にしている。

 

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つまり、栽培方法としては玉露やかぶせ茶と同様であり、期間は違うものの、うまみ成分である、グルタミン酸が豊富なお茶だ。

グルタミン酸は、昆布に含まれるアミノ酸でもあり、玉露を絞り出しで飲むと出汁のようにさえ感じる。

 

そういうわけで、抹茶(碾茶)も、60度程度のお湯で抽出したほうが、うまみが感じられるのではないかと思い、60度で点ててみたものの、泡立ちが少ない。泡立ちが少ないので、口当たりはなんとなしにザラザラしているし、のどごしも粒感がある。うまみは感じられるが、香りが立たない。抹茶の良さは、狭い三畳ほどの茶室で、抹茶にお湯を差した時に立ち昇る、何とも言えない香ばしい香りにもあるのだ。その香りが失われている。

 

烏龍茶や紅茶、ほうじ茶を淹れる時は、香りを楽しむため、90度程度のお湯で抽出する。湯気に乗って、茶の香りが鼻孔をくすぐる。

 

やはり60度ではうまみは感じられるものの、抹茶の良さが出ない。

泡が立たないのも、抹茶らしさを感じない原因にあるかもしれない。

泡がないのが抹茶らしさを感じないという言い方は表千家の方には申し訳ないところだ。表千家は泡を立てずに、池、海と呼ばれる泡のない部分が三日月形になっているのが美しい点て方なのだと伺っているから。表千家は抹茶の量、茶筅の穂の本数も異なり、きめ細かい泡を少量だけ立てるようですが。

 

マーケティング的な視点で見た時も、お菓子のパッケージや、写真でも泡立ちの良い抹茶が採用されている。

 

個人的な趣味も含めて、泡がふわふわの方がおいしいと思う。

某お茶スタンドの店主様も、泡はふわふわの方がお客様が喜ぶと言っていた。

ふわふわにしようと頑張って茶筅がボロボロになってしまっていたので、すこし茶筅がかわいそうだと思ったりしたけれど、ふわふわのためには仕方ないのだ。

そして、泡立ちのためには85度くらいの方がいい。釜でお湯を沸かしている時、気泡がボコボコ浮かんでいたら、水を一差し、二差しする方がいいし、フツフツくらいなら、柄杓ですくっている間に何度か下がるので、ちょうどよくなる。

 

抹茶は60度よりは85度の方がおいしい。